こんにちは、ながのです。
では、今回から早速実践的な練習に入ります。
まずは、動きの練習。
とりあえず、スティックは使わなくても大丈夫です。
「ドチタチドドタチ」
今回はこれです(笑
ドチタチドドタチ、この先1ヶ月何度となく頭で、口で、繰り返すことになる言葉です。
覚悟して下さいね。
というわけで、今回はこれです!
1.口(くち)ドラム
2.口ドラムと身体の動き
じゃあ、早速行きましょう!
<1.口(くち)ドラム>
口ドラムです。
ロドラムじゃありません。
カタカナで書いたら一緒ですね、これじゃ。
口ドラムとは、その名の通り、
口でドラムのリズムを歌っちゃう!
というものです。
バスドラムはドン!
スネアはパン!または、タン!
ハイハットはチッ!
そんな感じで自分なりにドラムの音を口で表現しちゃいます。
そして、さっきから何度か出てきた、
ドチタチドドタチ。
これ、実はリズムパターンなんです。
リズムパターンっていうのは曲の中で繰り返し出てくるドラムの演奏のことですね。
ドンタドドンタンとか。
ドチタドーンドタチとか。
タンタンタドタドとか。
ナンノコッチャですけど、こういうのがあるんです。
で、なぜドラムを口で歌うのかというと、
結論から言えば、
口でドラムパターンを言えたらそのパターンは叩けるんです。
まじで?!
逆に口で言えないパターンは叩けない。
これ、嘘くさいんですけど本当なんですよ。
アメリカはカリフォルニアにバークリー音楽大学という超一流の音大があります。
現代ギターの神「ジョン・メイヤー」が在籍していたことでも有名ですね。
そこでは、口ドラムだけで授業があるそうです。
それぐらい重要なものなんです。
「憲法」とか「マクロ経済」とか、
「解剖学」とか「電磁気学」とか、
「設計」とか「哲学」とか、
そういうのと同じレベルで、
「口ドラム」があるんです。
では、実際にやってみましょうか。
まず、下の画像を見てください。
これが、ドチタチドドタチです。
意味わかんないですよね。
今から読み方と身体の動きを説明します。
まず、五線譜の上にある×印、これがハイハットです。
ハイハットは、右手で叩く合わせシンバルです。
これは小節内でずっと8分音符を刻んでいます。
つまり、ずっと右手は動かすってことですね。
で、最初の×印の真下に音符があります。
これが、バスドラです。
バスドラは五線譜の一番下に書いてある音符。
右足で演奏するタイコですね。
そこで、これを「ド」とします。
「ド」はハイハットとバスドラ。
つまり、右手と右足です。
「ド」と言えば右手と右足を動かすんだな、と思って下さい。
「ド」は右手と右足。
次は「チ」です。
左から2番目のところです。
「チ」はハイハットですね。
書いてあるのが×印だけなので、足は使わず右手だけ使います。
×印は右手。
覚えて下さいね。
「チ」は右手。
お次は「タ」です。
左から3番目のところです。
×印のハイハットの真下にある音符はスネアです。
スネアは左手で叩きます。
ハイハットとスネア、右手と左手、つまり両手を動かします。
スティックを振る説明の時に、両手で同時に叩く練習を最後にやったと思いますが、あの要領ですね。
「タ」は両手、です。
というわけで、これでおしまいです。
簡単でしょう??
ここで、改めてスコア(楽譜)に戻ると、そこに何が書いてあるか、今度は分かりますよね??
ドチタチドドタチ、です!
ドチタチドドタチ、これをすらすらと言えるようになって下さい。
まあ、言うだけなら簡単なんですけどね。
次は、これに動きを加えていきます。
ちょっとドラマーっぽくなってきますよ~。
<2.口ドラムと身体の動き>
ドチタチドドタチ、口で言えるようになりました。
じゃあ、次です。
動きを加えてみましょう。
ドチタチドドタチはつまり、どういう動きになっているかというと、
右手右足、右手、両手、右手。
右手右足、右手右足、両手、右手。
です!
…分からん!(笑
でも、行きましょう。
次が最も大事な「キモ」なんですが、このドチタチドドタチ、
口で言いながら身体を動かすんです。
つまり、
「ド」って言いながら右手右足を動かす。
「チ」って言いながら右手を動かす。
「タ」って言いながら両手を動かす。
「チ」って言いながら右手を動かす。
「ド」って言いながら右手右足を動かす。
「ド」って言いながら右手右足を動かす。
「タ」って言いながら両手を動かす。
「チ」って言いながら右手を動かす。
言ってます?やってます?
これ、どこでもできるので、どこでもやってくださいね。
座ってる時、周りに人がいなければエアドラムを叩いているつもりでドチタチドドタチ。
もし周りに人がいたら、かすかに手足を動かしてドチタチドドタチ。
腕の交差とかしなくていいですから。
指を動かすとか、カカトをちょっと上げるとか、周りに内緒にしながらドチタチドドタチやってみてください。
きっと、会議や授業があっという間に終わります(笑
実はこの練習の目的は、
「脳に音と動きを関連づけさせる」ことです。
「ド」と来たら右手右足が動くんだな、
と脳に覚え込ませることが目的です。
「ド」と来たら右手右足が動く、
と脳に覚え込ませることが目的です。
大事なことなので繰り返しました。
だから、無理してエアドラムを叩かなくても、「ド」で右手右足を動かすイメージを脳に刷り込ませればいいんです。
実際には指を動かすだけだったり、カカトをちょっと上げるだけでも大丈夫です。
これだと立ってる時でも練習が出来てしまいます。
そして、ドチタチドドタチでイメージがしっかり脳に刷り込まれたら、あら不思議。
ドラムセットに座った時にもちゃんと両手足がその通り動きます。
いやいや、本当なんですって!
これは本当に重要。
重要なのに結構みんなやらないです(苦笑
ぶっちゃけ、恥ずかしいんですよね。
口でしゃべるってことが。
ボイパ(ボイスパーカッション)だと思えば、もっとかっこ良く歌ってみれば、いいのかもしれないんですけどねえ。
ただ、この文章を読んでるあなたには、絶対におろそかにしないで欲しい。
あ、もちろんボイパみたいにかっこ良くしゃべっても、もちろんOKですよ!
ドチタチドドタチと身体の動き、必ずリンクさせて下さい。
はっきり言って、その方がとにかく早いから。
騙されたと思ってやってみて!
絶対効果ありますよ!
あと、声に出さずに頭の中で言えば良いじゃん、という意見もあります。
でも、「脳は声に出した方が記憶の定着率が高い」という科学的データがあるそうです。
勉強は音読しろ、と最近ではよく言われています。
音読すると脳が活性化して、記憶力が上がるそうです。
「記憶」
これは何も知識だけではありません。
「動き」も記憶されます。
例えば、動きが記憶できるから、人は自転車に乗れるようになる。
ボールを投げることができる、ゲームのボタン操作が素早くできるんです。
なので、出来る限り声に出して、動きながら、ドチタチドドタチやってみて下さい。
でも、あくまで、周りに人がいない時にね!
変な人だと思われちゃうので(笑
というわけで、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではではまた。
<まとめ>
○口ドラムはできるだけ声に出して、動きながらやる
○ドチタチドドタチで身体のどこを動かすのかマスターする
では、下にあるリンクをクリックして次を読んでくださいね。
STEP2
2.エアドラムとアプリとゆっくり練習と
ドラム初心者向け無料メール講座
「ナナプロ」
実は、ブログの内容をぎゅっと濃縮したメール講座を作りました。
ドラムは他の楽器に比べて、初心者が入門曲を1曲通して演奏できるようになるまでの時間が短い楽器です。
ぜひ、メール講座に登録してドラムを叩けるようになりましょう。
登録ページはこちら↓
注)コメントの入力はコメント欄の一番最後です。つまり、ページの下の方になります。
記事のすぐ下に入力欄を配置できないか現在調整中ですので、コメント入力する方はいったんページ最下部まで降りてから少し上がるのがオススメです。
ちなみに、コメントにもお役立ち情報が結構書かれてますよ。
(≧▽≦)
キタ━━━━━(゚∀゚;)━━━━━ノカ?
質問失礼します。
どのリズムで叩けばいいんでしょうか、リズムがばらばらじゃ意味無いですよね…
もやのすけさん、コメントありがとうございます。
どのリズム…、リズム?
4拍子とか3拍子のこと、じゃないですよね?
もしかして、テンポのことですかね?
だとしたら、本当の最初の最初はテンポバラバラというかテンポ無しで、一つ一つ確認しながらで大丈夫ですよ。
「ド」ってやったら、次何だっけ、「チ」か。
ハイハットだけだから右手だけだな。
という感じで確認しながらやっていってください。
それで、ある程度出来るようになったら、今度はメトロノームに合わせてやってみます。
そうですね、60くらいから始めて、遅ければもっとあげてください。
大体120くらいを目指してもらえるといいですね。
何故なら、このブログで紹介してる課題曲がテンポ120なので。
という感じですが、全然見当違いのことを説明してたら遠慮なく質問して下さいね。
リズム…何のことだろう。
ながのさん
返信ありがとうございます。
何だかスティックを握って練習していると自分がようやくスタートラインに立ったヒヨッコなのに、気分的には「ドラマー(笑)」です。
DVDで好きなバンドのドラマーがあんなに上手にカッコよくドラムを叩く姿を見て、「何故、自分はこんな初歩も出来無いんだ、、、」と凹んだのかも知れません。
理由は簡単ですよね。
だってあちらはプロだし、私はまだようやくスティック握りたての毛の生えたばかりの新人ですもんね。
ながのさんも、私の好きなバンドドラマーも何千時間、何十万回と繰り返し練習してきたのですもん。
私も時間をかけて納得行くまで練習したいとおもいます。
また話は変わりますが、私の住んでいる付近には音楽教室(主にピアノ)があるもののドラムを置いてあるスタジオ等がない事が判明しました、、、、。
以前は友人が音楽教室でドラムを習っていたりしてましたが、時代が変わり今はなくなってしまった様です。
先日スティックを購入したサウンドハウスさんにてドラムセットを密かに眺めながら物欲と闘いながら密かに購入検討もしていますが、購入したとしても音の問題に悩み中です。
別売りの消音設備も有るようですが、、、
まだまだ色々とパッド叩きながら考えてみたく思います。
練習始めると本物のドラム叩きたくなりますね。
どれだけ自分が下手なんだろうと知りたくて(笑)
ちょっとずつドラム麻薬に徐々にはまりつつあります 。
今後とも引き続きご指導宜しくお願い致します。
アキラ
アキラさん、返信遅れてしまってすいません。
こちらこそありがとうございます。
ひよっこドラマー、いいじゃないですか。
きっとお子さんがいらっしゃるので分かると思いますが、
例えば、ドラムと人生を比べるとして、
今のアキラさんがプロドラマー、
赤ちゃんがひよっこドラマーだとします。
赤ちゃんはとにかく生きることに全力じゃないですか。
大人の人を見て悲観したり比べたりしません。
ただ、全力で今の自分にできることをやるだけ。
泣く、食べる、飲む、眠る、、、
なんで、大人みたいに食べられないんだろう、
とかって凹みませんよね?
ドラムも同じように、プロと比べて悲観することはありません。
今できることを全力でやればいいんです。ドチタチドドタチゆっくりやればいいんです。
できないことができるようになる、
その積み重ねがひよっこを立派なニワトリへと成長させると僕は思います。
頑張りましょう。大丈夫ですから。
さて、お住まいの地域にドラムを叩ける場所がない、
とのことで、それは困りましたね…
生ドラムはかなりの音量なので、200m以内に家があれば必ず苦情が来るでしょう(笑
なので、消音キットをドラムに組み込むか電子ドラムを僕はおすすめしますが、
これらについてもちょっと色々あるんですよ。
でも、せっかくなので、近々このことを記事にします。
それまで、今しばらく悶々としてて下さいね(笑
アキラさんの条件に合うものがきっとあると思いますので。
ドラム麻薬…もう戻れませんよ(笑
ながのさん
返信ありがとうございます。
いやーどっぷりのめり込んでいますよ。
ドラム中毒(笑)
いつも会社に通勤する電車の中ではドチタチ練習は流石に足だけにしています。
両手まで付けた、ヤバイ人に思われそうで、、
アドバイス頂いた様に、早くニワトリになれる様に頑張ります。
ながのさんの教え方やアドバイス非常に上手で「頑張ろう!」と素直に思えます。
生ドラムと電子ドラムの記事をやきもちしながら待ってます(笑)
アキラさん、お待たせしました。
やっと、ブログ記事更新できました。
とはいえですね、ちょっと申し訳ないんです、、、
実は読めば分かるんですけど、伝えたいことが多過ぎて
前後編2つの記事になっちゃいました(苦笑
盛り込みすぎた感は否めないです。反省。
でも、ぜひ読んでみてくださいね。
電子ドラムは買った方がいいのか
さて、お褒めの言葉をいただき、
どうもありがとうございます(笑
そして、電車の中でのドチタチ練習、
実は腕を組んでいても、つり革をつかんでいても
できちゃうんです(笑
やり方は簡単。
指だけ動かすんです。
人差し指だけでもいいです。
動いていれば、脳は回路を作るので、
右手の指を動かす回路ができれば、
右腕を動かすのも
ほんの少し応用させるだけな気がしませんか?
このことはどこかで言ったと思っていたら
新しい動画チャンネルでしゃべってました(笑
ということで、試してみてください。
これなら周りにバレずにドチタチできますよ(笑
ながのさん
いつもお世話になっております。
スティックと練習パッドが届き早速練習を開始しましたが一つアドバイス頂けないでしょうか。
不器用なのか,ドチタチドドタチの「ド」が右手右足同時に動かすタイミングなのですがどうも足が付いて来ません。
足に集中すると右手左手がバラバタになってしまいます。
やはりまだ脳が一緒に情報処理が出来ていないのでしょうか。
これは練習しかないのでしょうか。
娘にピアノの際に右手右足,左でどうやったら一緒に動かせるのか聞いた所「手は手,足は足で練習してみたら?」とアドバイスを受けました。
手と足を切り離すとうまくいくのですが,最後に手足同時にしてみるとどうもうまく行きません。
もし何かアドバイスあれば頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。
アキラ
アキラさん、コメントありがとうございます。
>やはりまだ脳が一緒に情報処理が出来ていないのでしょうか。
>これは練習しかないのでしょうか。
その通りです、終わり。
嘘です。ふざけました(笑)
そうですね、実はこれにはむちゃくちゃ効果がある特効薬があります。
それは「ゆっくりからやる」こと。
そんなの知ってるよ、と僕のブログを読んでるなら思うかもしれませんが、
実は自分が思うほど「ゆっくり」ではありません、みんな。僕からしたら。
丁度きのう僕が実際に教えてる人から
「手足がうまく動いてくれない」って言われたんですが、
この解決策も全く同じです。
言い換えれば、ゆっくりからやるっていうのは、
「自分でもできる早さ(テンポ)で、確実にやる」
ということ。
出来ないってことはそれはまだアキラさんにとってテンポが早すぎるということです。
なので、勇気を持ってテンポを落としましょう。
絶対動きますから。
何なら1つ1つ確認しながらでも全然大丈夫です。
僕も初めての曲を練習する時は、元の曲からテンポを20落とします。それでも叩けなければさらに落とします(笑)
そんだけになると、もう歌とか遅すぎてえらいことになってますが気にしないです(笑)
と、いうわけで、ゆっくりからやってみてください。
ゆっくり確実にできるようになれば、テンポアップは案外簡単にできるものですよ。
お試しあれ。
いつもアドバイスありがとうございます。
アキラです。
ゆっくりやる。にハッとしました。
大事な事を忘れていたような気がします。
何だか焦っていたのでしょうか。
本当に人間は欲張りで、スティックとパッドが届いてちょっと練習しだけで、早く早く上手くなりたいと自分が超人にでもなった気がしたのかも知れません。
自分で確実に出来るリズムに落として両手と足がちゃんと動くように練習を続けたいとおもいます。
引き続きご指導方宜しくお願い致します。
アキラ
分かります、スティックとパッドが届いて、いても立ってもいられない、早く早く上手くなりたい!
いいじゃないですか、素晴らしいと思います。
その気持ちを忘れずにいましょう。そして、急がば回れ(笑
絶対大丈夫ですから。
もし、ゆっくりやってるアキラさんを見て誰かが笑ったとしても
絶対に気にしないでください。
そのうちきっと誰も笑わなくなります。
未来を、可能性を信じていきましょう。
応援してますよ!