こんにちは、ながのです。
いよいよ、
曲練(曲練習)へと進みます。
ようやく、という感じですが、
ほんと、ようやくですね(笑
では、課題曲の発表です。
奥田民生「野ばら」
(アルバム「FAILBOX」収録)
まあ、知らないですよね(笑
民生ファンなら知ってるんでしょうけど、
知る人ぞ知る隠れた名曲です。
スルメイカみたいに
聴けば聴く程染みてくる感じです(笑
で、この曲なんですが、
基本パターンが「ドチタチドドタチ」(笑
しかも3分以内で終わる。
まさに初心者にはうってつけの名曲なんです(笑
しかも、スティックすら持ったことのない人にとって
こんな好都合な曲はない。
シンプルで素晴らしい曲です。
と、いうことで、今回のメニューは、
1.リズムパターンとフィルイン
2.曲に合わせて練習
3.メトロノームを使って練習
と、いうわけで、早速行きましょうか。
<1.リズムパターンとフィルイン>
早速リズムパターンに行きたいところですが、
ちょっとその前に、
曲の構成を少し解説しておきましょう。
僕たちがテレビやラジオ、
街中で耳にする一般的な日本の曲は、
似たような構成になっています。
イントロ~Aメロ~Bメロ~サビ~間奏
(ここまでが1番)
Aメロ~Bメロ~サビ
(ここまでが2番)
間奏(ギターなど楽器のソロが入ることが多い)
~Cメロ~サビ~アウトロ
AとBとCとサビはメロディが違います。
つまり、メロディで曲を区別している訳ですね。
それで「野ばら」の場合は、
イントロ~Aメロ~Bメロ
~Aメロ~Bメロ~サビ
~ギターソロ~Bメロ
~サビ~サビ~アウトロ
という構成になっています。
2番が短くてサビを2回やっておしまい。
この先、サビの前にあるフィルイン、
というような説明をしますので
この構成をよく覚えておいて下さい。
忘れたでしょ(笑
では、改めて(笑
曲のリズムパターンですね。
リズムパターンとは、
その曲を通して
何度も繰り返されるパターンのことです。
「野ばら」の場合はこれです。
ドチタチドドタチですよね(笑
しかも、一般的な曲は
サビになるとパターンが変わったりするんですが、
さすが「野ばら」は違います。
全編同じです(笑
たまにちょっと変化しますけど。
これは後で説明します。
そしてこの曲、
割と淡々と進んでいき、
所々にフィルインが入っています。
フィルインって何でしょう?
フィルインとは、おかずとも言われてて、
それは基本リズムパターンをご飯だとすると
フィルインは「おかず」という位置づけになるから、です。
だから、おかずです(笑
あとは、
フィルって省略されることもありますね。
しかも、しかも!
フィルは口ドラム出来ます。
というか、ちょっと無理でも
やってみましょう(笑
自分ルールでいいので
口と動きを連動させるのが超重要です。
なので、
このブログでもフィルインは口ドラム化しますね。
「野ばら」はフィルが非常に少ないです。
というわけで、全部解説します。
まずは、最初のBメロの終わり。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
ドチタチドドタチの
最後の「チ」が「ト」(タム)になってます。
なので、ドチタチドドタトです。
最後の右手、
ハイハットを叩くところをタムを叩きます。
次は2回目のBメロ終わり、サビ直前ですね。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
最後の「タチ」が「トトトン」になってます。
ドチタチドドトトトンですね(笑
ここは、16分音符が入っているので
少し早く叩かないと間に合いません。
トトトンは右左右、
ですね。
上の画像内の
Rは右手、Lは左手です。
口ドラムをしっかり歌って
腕の動きを覚えていれば
問題ないでしょう…か?!
そして、次は、
サビが終わってギターソロ前ですね。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
小節の後半が変わっています。
ドチタチドトンドトトン、デス(笑
サビになってハイハットからライドへ
右手の叩く楽器が変わっているのに注意です。
両腕の使い方はさっきのフィルインと一緒ですね。
ただし、右手の叩く場所が違います。
3拍目ウラがハイハットからタムへ、
4拍目オモテがタムからライドへ
それぞれ変化しています。
それにより口ドラムが変わると(笑
ちなみに、
オモテとウラというのは、
画像にも書きましたが
1小節内に8分音符を8つ書いた時、
4分音符の位置がオモテ、
それ以外がウラ、です。
もっとざっくり言うと、
8つの音符の奇数番目がオモテ、
偶数番目がウラです。
そして、次は、ギターソロの終わり。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
聞き取りづらいですが、
4拍目のスネアと同時にハイハットオープンが演奏されています。
なので、ドチタチドドジャー(笑
ジャーの演奏方法は、
タと同じく右手でハイハット、
左手でスネアを同時に叩きます。
ただし、ハイハットは開く必要があるので
左足のつま先を上げます。
カカトはフットボードにつけたままで、
つま先だけをボードから上げます。
そして、上下のシンバルが上手く
こすれあってジーッ!という音が出れば成功!
ジッ!って短く鳴る時は開き方が足りなかった時、
コワーン!って鳴った時は開き過ぎて
上下のシンバルがこすれ合わなかった時です。
うまくジーッ!って音が出るように
つま先の上げ具合と
ハイハットを開くタイミングを
研究してみて下さい。
結構、、、おもろいです。
音が全然変わるんで。
開いたハイハットは
次の小節アタマで閉じます。
それまでは頑張って開けておいて下さいね(笑
で、次はギターソロ後のBメロ終わり、
つまり、サビ直前。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
これは、前にギターソロ前でやったフィルの、
叩く場所変更タイプですね。
ドチタチドトンチタタ。
タムからスネアに叩くところを変更したので、
よりフィルが目立つようになってますね。
最後のサビだから気合いを入れた、
ってとこでしょうか。
ちなみに細かいところですが、
4拍目バスドラが抜けてます。
まあ、入っていても問題ないので
完コピを目指す方は外してみて下さい。
外さなくても大丈夫ですよ~。
そして次は、最後のサビの、サビとサビのつなぎ目。
しかも、同じフィルが最後のサビの最後にも出てきます。
アウトロ直前ってことですね。
イントロ~Aメロ~Bメロ~
Aメロ~Bメロ~サビ~ギターソロ~
Bメロ~サビ~サビ~アウトロ
ドチタチドタタタ、です。
ここもサビなので
右手がハイハットからライドへ変化していますね。
右手でライド、左手でスネアを同時に叩きます。
案外ハシってしまいがちになるので気をつけて下さい。
ちなみに「ハシる」とは、
正しいテンポよりも早いテンポで演奏してしまうこと。
平たくいえば、
曲よりも早く演奏してしまう、
っていうことです。
バンドだったら
早く演奏しちゃって
みんなとずれちゃう、
ってことですな。
ハシってしまう原因は、大体が
周りが聞こえていない時ですね。
「難しいフィルインだから」
「間違えないように演奏しなきゃ」
と考えながら、曲中のその部分にくると、
それまで流れていた曲の流れを無視して
「おりゃー!」と演奏してしまい、
「ハッ!」と気付くと
バンドメンバーから白い目で見られているという…
ま、ありがちですな(笑
その逆に「モタる」というのがあります。
これは、ハシるのとは逆に
正しいテンポよりも遅く演奏してしまう、
という状態です。
これも同じく
周りが聞こえていない時に起こりがち
ですが、
「あ~このフィル自信無いから確実にやらないと」
と考えている時や、
バラードでボーカルと一緒に
情感たっぷりに歌いながら演奏すると
大体モタります(笑
えっと、何でしたっけ。
そうそう、
ライドとスネアを一緒に叩くから
ハシらないように気をつけましょう、
という話でした(笑
以上、フィルインの説明でした。
やっぱりフィルというのは
リズムパターンと違うので、
ハシったりモタったりしがちです。
これを防ぐにはやっぱり
口ドラム(笑
具体的な練習としては、
メトロノームに合わせて
4拍を手拍子しながら、
2小節分の口ドラムを歌う。
例えば、
ドチタチドドタチ、
ドチタチドトンチタタ、
を繰り返す。
手拍子をしながらね。
コツとしては、
奇数番目に手拍子する訳だから
その時、手拍子と音符がずれないように合わせる感じ。
ドチタチドドタチ、
ドチタチドトンチタタ
太字の部分で手拍子します。
こうすることによって、
4拍を常に感じながら演奏する
ことを身につけられるので、
ハシったりモタったりしにくくなります。
さて、リズムパターンの話もするつもりが
ちょっと長くなってしまったので、
今回はここでいったんおしまいにして、
次回に回すことにしますね。
というわけで、今回も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。
ではではまた。
<まとめ>
○フィルインも口ドラムで
○手拍子をしながら口ドラムを練習する
では、下にあるリンクをクリックして次を読んでくださいね。
STEP2
4.「野ばら」のリズムパターンを叩く
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ちなみに、コメントにもお役立ち情報が結構書かれてますよ。
超初心者です。タムは3つ付いているのですが、トトトンは同じタムをたたくのですか?よろしくお願いします。
キューブさん、質問ありがとうございます。
同じタムです!
多分、3つ並んでいたら、真ん中のタムです。
でも、慣れてきたら別のタムを叩いても面白いですよ。
お試しあれ。
Jeff Porcaroに憧れ、ベーシストの友だちに勧められ、stickの到着を待つ「これから始める」50代femaleです。わかりやすく助かります。ありがとうございます。
Yokoさん、こめんとありがとうございます。
ついにドラム始められるんですね。応援します。
ブログと動画、参考にしてみてください。
Jeff Porcaroは神ですね。生きていればと思うと。。。
詳しい説明ホントにありがとうございました!大体ですがわかりました!( 笑 )つまりリズムパターンは両手で叩くがフィルインの時は別で片手の時もあるってことですよね?!はい!待ちます!色々と助かります!頼ってばっかですいません!泣
そうです、その理解で大丈夫です。
その内慣れてくればリズムパターンも自分なりの口ドラムができてくると思うので、色々試してみてくださいね。
ドチタチドトンチタタのタタってタなのに両手で叩かず片手で叩いてるんですがなんでか分からなかったです、、、、質問がわかりずらくてすいません、、、
LANさん、こんにちは。
確かに「タ」は両手ですからその指摘の部分は両手で叩く、という理解でいきたいところなんですが、そこは実はちょっと事情がありまして。
混乱すると思ってあえて触れなかったんですが、逆に混乱させてしまいましたね。
とりあえずリズムパターンとフィルインは別物として考えて下さい。
で、フィルについてはこれは穴埋めなんです。
どういうことかと言うと、ちょっと音楽の授業になっちゃいますが、4拍子の曲というのは1小節に4分音符が4つ入るという意味なので、8分音符だと8個、16分音符だと16個入るんです。
意味不明でもとりあえずついてきて下さいね。
つまりですね、ドチタチドドタチっていうのが1小節分になるんですけど、このドチタチドドタチってのは8分音符なんです。
なぜかというと、1小節に8個、音が入ってるから。
で、8分音符の半分の長さの音符が16分音符なんで、8分音符1個分は16分音符2個分になります。
だから、例えばタカタカタカタカっていうフィルインが16分音符だとすると、ドチタチドドタチはタカタカタカタカ×2個、なんです。
大丈夫でしょうか、、、
で、このタカタカタカタカの手順は右左右左右左右左なんですよ。あ、これ手のことです、右手左手のことです。
というわけで、ここまでの話をまとめると、4拍子の曲は1小節に16分音符が16個入ってて、その手順は右左右左×4個になります。
そして、最後にこれが言いたかったんですけど、実はフィルインっていうのはその16個の音符のどれを叩くのか、ってことなんです。
質問のドトンチタタですが、最初の「ド」と「トン」は8分音符、チタタってのは16分音符でタカタカの最後の「カ」が抜けてるんです。チタタ=タカタです。
で、タカタの手順は右左右、ですよね。
だから、チタタは片手で右左右、なんです。
やっとここまできた(笑
なのでリズムパターンとフィルは別物として考えた方が良くて、フィルはフィルでどこを叩くのかを考えながら、口ドラムも自分で設定していくのが一番効率的です。
だいぶ細かい説明になってしまって、正直うまく伝わったとは言いづらいので、近々これは記事にしますね。
譜面を書いて見せた方がわかりやすいと思うので。
そんなわけで、しばしお待ちください。では、また!
最近ドラム始めようと思って、ありがたくブログ見させてもらっています。
すでに説明があったことだったら大変申し訳ないのですが、練習でスネアとタムとライドを右手で叩くのは、本物通り違うところを叩いた方がいいんでしょうか?今は口ドラムではチだったりタだったりするけど、右手はずっと同じところを叩いているんですが、それでも練習になりますか?(説明うまくできなくてすみません)
走る自転車さん、コメントありがとうございます。
これは初の質問ですし、説明もしたことがないですね。
ありがとうございます。謹んでお答えしましょう(笑)
結論から言えば、
叩くとこによってエアドラムでも
場所は変えた方がいいです。
なぜなら、その方が身体に覚えこませるのに効率がいいから。
口ドラムがとても効果的な練習であることの理由のひとつが、
脳に回路を作ること、です。
例えば、
タムを叩く時は「トン」と口ドラムするとします。
トンと言いながら本物のドラムと同じように
タムのあるところを叩くのと、
ハイハットのあるところを叩きながら、
「これは本当はタムを叩いてるんだ」
と言い聞かせながら叩くのとで、
どちらが効率的に脳に回路ができるでしょうか?
言うまでもなく、タムの位置を叩く方が効率的ですよね。
もし、ハイハットの場所を叩きながら
「これはタムなんだ、実際はタムを叩くんだ」
って考えていたらひと手間余分な仕事ができちゃいますよね。
頭の中で変換するっていう仕事が。
だから、エアドラムでも口ドラムでも
実際に叩く位置を叩きながら練習する方が効率的です。
いかがですか?
もし、分かりづらいところがあればまた聞いてくださいね。
ではではまた〜。
最近ドラムを始めた超初心者です。
とってもわかり易くてためになるブログで大変重宝させてもらっています。
口ドラム難しいけど上達への近道と思ってがんばります。
ちなみに美人です。35歳ですけど。
まこしーさん、コメントありがとうございます。
美人なんですね、35歳なのに。
口ドラムはですねー、正直恥ずかしいですよね(笑
なんか、ボイパ(ボイスパーカッション)みたいにかっこよくできないし、
もしやってるとこ人に聞かれたらと思うと。。。(赤面)
だから最初は「ドチタチドドタチ」でいいんですよ。
「ド」で右手右足が動けば御の字です。
その内上達していくにつれて、
「ド」が「ブン!」だったり、「デン!」だったり、
「ト」だったりと、自分が出したい音に自然と変わっていきます。
でも、とりあえず「ド」で身体が動くことが最重要。
その内、口ドラムしないと叩けなくなりますよ(笑
頑張ってくださいね、応援しています。
わかりやすくてうれしいです
ありがとうございます!僕も嬉しいです。
もっと分かりやすく説明できるように動画も準備しているので、少々お待ちくださいませ。
きつくなってきたところでの外人美女画像のフォローが絶妙ですね!
ありがとうございます!
こちらこそです!
ドラムやる女の子って、結構美人が多い気がするのは僕だけでしょうか(笑